【業界トレンド(無料公開)】 全国自治体病院協議会、485病院の25年度決算公表(2026年7月23日掲載)

●全国自治体病院協議会、25年度485病院の決算公表
●給与費・材料費増額も経常赤字病院数が減少

 全国自治体病院協議会は、会員病院の令和7年度決算状況調査の結果(速報)概要を公表した。令和7年度決算の経常損失は赤字83%(404病院)、黒字17%(81病院)となった。赤字病院は令和6F年度と比較して、6ポイント減少した。調査対象(会員835病院)のうち、543病院が回答(回答率65%)、うち有効回答数が485病院(全体の58%)。
 令和7年度の医業収益は3兆7535億円(前年度比3.3%増)、医業費用4兆2127億円(同3.0%増)、医業収支は4592億円の損失(同0.8%増)、医業収支比率は89.1%(0.2ポイント増加)となった。
 令和7年度の経常収益は4兆2034億円(同4.6%増)、経常費用は4兆4170億円(同2.8%増)、経常収支は623億円の損失(同22.6%減少)、経常収支比率95.2%(1.6ポイント増加)となった。

R7年度経常損失を生じた会員病院の割合(病床規模別)

 主な費用の状況では、令和7年度医業費用4兆2043億円(職員給与費2兆1306億円:51%、材料費1兆229億円:24%、その他1兆508億円:25%)の結果となり、前年度との比較は、職員給与費735億円増(3.6%増)、材料費513億円(5.3%増)、その他25億円減(0.2%減)。給与、材料費が増加した。
 国・都道府県補助金は令和7年度423億円増(267.7%増)、設立地方団体繰入金445億円増(9.4%増)。
 病床規模別の①経常収支状況:令和6年度/令和7年(各1病院当たり平均値)及び②赤字病院数割合:令和6年度/令和7年度をみると、400床以上(114病院)は①12億円/9億円②94%/85%、200床以上400床未満(127病院)は①8億円/5億円②97%/93%、200床未満(224病院)は①2億円/2億円②84%/79%となり、経常収支の赤字が圧縮し、経常収支の赤字病院数が減少した。