目次
【病院計画ニュース】
●札幌医科大、3敷地の市場調査で局所麻酔手術施設やリハビリ提案も
●宮城県、候補地選定などあり方決まれば26年度に基本計画
●上越市、26年度に地域医療センター病院の設計委託へ
●栃木県、県立3病院と栃木医療Cを経営統合、26年度基本構想
●秩父市、セメント工場跡を最有力候補、26年度に設計委託先選定
●匝瑳市民病院、施工者選定公募型プロポを公告、7月に選定
●順天堂、越谷病院が10月オープン、三島駅前クリニック準備
●東邦大、大森病院新外来棟1.2万㎡の建設進む、27年9月末竣工
●横浜医療センター、手術棟増築整備CM業務を公告、27年9月末完了
●総合上飯田第一病院、北館改築工事に着工、27年5月竣工
●小松市民病院、26年度に基本設計など、基本計画案公表
●奈良県、新西和医療センター基本計画委託、26年度に造成設計も
●伊丹市、近畿中央病院跡地売却へ住民説明会、回復期病院を誘致
●山口県、26年度に総合医療センターの設計継続と造成開始
●沖縄県、26年度に精和の基本計画見直しと中部の基本計画策定
【ダイジェストニュース】
●室蘭総合病院、27年度中に閉院、高度急性期医療を他病院に統合
●手稲渓仁会病院、放射線治療装置更新のため1台体制で稼働中
●八戸市、グループホーム18床のビジュアルビジョンを選定
●山形県立中央病院、受変電設備・発電設備更新を公告
●日立市、旧デイサービス施設をリハビリ拠点に改修、運営は委託
●宇都宮市、小多機2事業所・定巡5事業所の募集開始
●寿光会、鎌ヶ谷市で27年2月に軽井沢ひかり病院オープンへ
●東大、新世代感染症センター治験薬GMP製造教育施設整備を公告
●神川整形外科医院、新クリニックが4月末完成予定
●下田メディカルセンター、旧病院跡地市場調査を中止
●金沢医療センター、LED照明への更新工事を公告
●八尾市、特養ホーム短期入所転換の3法人選定
●姫路医療センター、非常用発電機更新工事を公告
●壱岐病院、MRI調達プロポーザルを公告
●福山市民病院、BCP改定支援業務に係るプロポーザルを公告
●長崎大学、総合研究棟(医歯薬学系)新営設計2業務を公告
●長崎市、地域密着型特養ホーム1施設の募集開始
●関愛会、大東よつば病院・老健・通所リハを4月移転オープン
【病院計画ニュース】
●札幌医科大、3敷地の市場調査で局所麻酔手術施設やリハビリ提案も
北海道公立大学法人札幌医科大学(011-611-2111(内)22950=事務局管財課)は、2月27日、旧看護師宿舎など札幌市内3敷地の利活用に関するサウンディング型市場調査の結果を公表した。2025年12月18~25日のサウンディングには、3事業者が参加した。
対象となる敷地は、旧看護師宿舎(中央区南4条西16-1306-4ほか、敷地面積1589.05㎡、旧第1看護師宿舎〈RC造り地下1階地上4階建て延べ1358.49㎡、1960年度建築〉、旧第2看護師宿舎〈RC造り7階建て延べ1388.43㎡、1974年度建築)、旧学生寮(中央区南6条西18-1334-2、2116.11㎡、RC造り3階建て延べ422.78㎡、1990年度建築)、国際医学交流センター(中央区南1条西18-291-18ほか、敷地面積714.43㎡、RC造り2階建て延べ617.86㎡、1960年度建築)で、未利用状態である旧看護師宿舎および旧学生寮、低利用状態にある国際医学交流センターの敷地別に産学連携による利活用の可能性を調査するとともに、参入意向など市場ニーズを把握することを目的としてサウンディング型市場調査を実施した。
事業手法においては、一般定期借地、事業用定期借地、建物譲渡特約付き定期借地などの提案、事業期間は30~35年、50年、70年などの提案があり、既存建築物の解体費を事業者負担とした具体的な収支計画の提案および旧学生寮を改修して活用する提案はなかった。
大学が必要とする施設としては、旧看護師宿舎の敷地で研究施設、日帰り・局所麻酔手術施設、リハビリテーションセンター、医薬品等保管施設及び学生寮の提案、旧学生寮の敷地でゲストハウス、ファミリーハウス、教職員宿舎及び学生寮の提案、国際医学交流センターの敷地で薬局、ゲストハウス、ファミリーハウス、高級宿泊施設及び学生寮の提案があった。
事業者からは、旧看護師宿舎の敷地では賃貸住宅、物品販売店舗及び飲食店、旧学生寮の敷地では賃貸住宅、国際医学交流センターの敷地では賃貸住宅、物品販売店舗及びホテルといった施設の提案があった。
大学に対しては、学生寮及び教職員住宅の借上げ、その他の大学が必要とする施設の賃借・運営の要望があった。
●宮城県、候補地選定などあり方決まれば26年度に基本計画
宮城県(仙台市青葉区本町3-8-1、☎022-211-2211=県立病院再編室病院再編第二班)は、県立精神医療センター建替検討事業として2026年度予算案に2200万円を計上しており、26年度に開催予定の宮城県精神保健福祉審議会での議論を経て、建設候補地を含む新センターのあり方がまとまり次第、基本計画策定を開始する。
宮城県では、25年度の県精神保健福祉審議会の議論などを経て、年度内にあり方をまとめる考えであったが、25年12月23日に開催された第3回審議会において、複数の委員が欠席し、意見や提案がなされてないことを理由に審議がされず、次回以降の審議会開催を条件に閉会した経緯がある。年度内に第4回の審議会開催を検討したものの全委員の日程調整がつかず、26年度の早い時期に開催することにした。
県立病院再編室では、建設候補地一本化を含むあり方が固まり次第、基本計画策定にかかる。基本計画の素案をまとめ、県精神保健福祉審議会などの審議や各界各層からの意見を反映して26年度内に基本計画を策定する目標である。
建替え候補地については、いずれも名取市内の①現精神医療センター(手倉田字山180-1ほか、敷地2万2847㎡〈一部民有地の確保必要〉)、②精神医療センターグラウンド(箱塚1-80-1ほか、敷地1万2991㎡〈一部民有地の確保必要〉)、③精神医療センター作業地(拍塚1-66-1、敷地3万1172㎡〈一部民有地の確保必要〉)、④現がんセンター(愛島塩手野田山47-1ほか、敷地6万9290㎡)、⑤旧高騰看護学校(愛島塩手字中田35-1ほか、敷地6700㎡)を挙げ、さらに、④ではがんセンターのa駐車場、bがんセンター移転跡地、cがんセンター本館利活用の3ケースを比較検討している。
それぞれの総事業費・開院までの期間(現病院の利用期間)は、①約152.5億円・7.75年、②約136.3億円・7年、③約149.5億円・7年、④a約134.3億円・8.75年、④b約137.6億円・8年、④c約114.4億円・5.75年、⑤約132.1億円・6年と試算している。
また、新センターは、180床(全床個室)と仮定し、延べ床面積は1万2960㎡(180床×72㎡/床)+ 体育館432㎡としている。想定した施設形状は、14年作成の基本設計を参考に、候補地敷地に収めるために一部の形状を変更し、4階建てとしている。1階は救急病棟(50床)、救急、外来、検査、薬局、厨房などを配置し、2階はデイケア、作業療法、訪問看護、機械、3階は1病棟50床×2病棟、4階は病棟30床と管理部門を想定している。
●上越市、26年度に地域医療センター病院の設計委託へ
上越市(新潟県上越市木田1-1-3、☎025-520-5699=地域医療推進課)は、2026年度予算に約786万円の費用を計上し、上越地域医療センター病院(上越市南高田町6-9)の改築に向け、基本計画の見直しと設計委託先の選定を開始する目標である。
予定では、上越医療圏域の医療機関や行政関係者ら5人程度による有識者会議を設置し、議論を重ねるとともに、住民や議会からの意見を聞きながら、上半期をめどに基本計画の見直しを行ったうえで、12月中に設計委託先の選定手続きを開始する。基本計画の見直しでは、診療報酬改定とその影響の検証、改築事業規模や設備・機器などの内容を精査して財源や整備手法や工期短縮などの検討を行い、財源確保の見通しなどを固める。
19年度に策定した基本計画では、病床197床、診療8科目とし、南側の土地約3万㎡を活用し、延べ床面積1万1485㎡の新病院建物を建設するとともに、南病棟4325㎡の利用を想定し、総事業費を88億1090万円と見込んでいた。その後、25年3月に市が見直しを行った結果、総事業費は119億円に増大している。
●栃木県、県立3病院と栃木医療Cを経営統合、26年度基本構想
栃木県(宇都宮市塙田1-1-20、☎028-623-3033=医療政策課)は、2025年度に3回の県立病院あり方検討有識者会議を開催し、3月2日の会議で「県立病院のあり方に関する検討報告書(案)」をまとめた。3つの県立病院と国立病院機構栃木医療センターを経営統合したうえで、新たな県立総合病院の建設などが盛り込まれている。26年度では基本構想策定を目指しており、新たな検討組織を設立して議論するための会議を予算案に計上している。
26年度では、新たに組織する検討委員会による3~4回の会議を開催し、新県立病院の整備に向けて診療機能、病床数、整備場所、事業スケジュール、収支計画などで構成する基本構想の策定を進める。委員会は、25年度の委員に加え、県議会や市 町、関係団体からの参画も予定している。併せて、26年度では、栃木医療センターと県立病院との統合に向けた協議も開始する。
まとめられた検討報告書(案)では、県立がんセンター(291床)、県立岡本台病院(221床)、県立リハビリセンター(153床)と栃木医療センター(350床)を経営統合し、県立総合病院およびその隣接地での県立岡本台病院の各新設、建物が新しい県立リハビリテーション病院は既存施設を活用する体制を整備する。検討会では、委員から栃木医療センター近辺での新病院建設の提案も挙がった。
新しい県立総合病院は、高齢社会(高齢者救急・医療)に対応した病院、災害や新興感染症の発生時に率先して対応できる病院、総合診療機能等を加えることで、がん医療、リハビリテーション医療、 精神科医療の各専門領域をさらに活かした医療を提供し、さらに経営が安定し、将来にわたって持続可能な病院を実現するとしている。
●秩父市、セメント工場跡を最有力候補、26年度に設計委託先選定
秩父市(埼玉県秩父市熊木町8-15、☎0494-26-7354=市立病院建設準備室)は、3か所の候補地の中から、旧秩父セメント第一工場跡地(同市大宮)を新病院の最有力候補地に決めた。今後、所有者と協議などを進める。25年度に続き26年度も市立病院建設計画策定委員会において協議を続け、26年度中に基本計画を策定する。
新病院整備のスケジュールは、25年3月に作成した基本構想では、26年度途中に基本計画、26年度下半期から設計発注としていることから、基本設計業務委託の契約は27年度となるが、26年度から委託先の選定業務を開始する公算が大きい。基本構想では、その後、28年度実施設計、28年度途中から工期1年ほどの造成工事を開始し、29年度に本体工事発注、その半年後から施工を開始し、工期1.8年を経て、31年度末開院としている。
25年12月の第3回建設計画策定委員会では、候補地の協議に関しては非公開で行われた。2月25日に開会した秩父市議会3月定例会で清野和彦市長が新病院の最有力候補地とした方針を示した。正式決定に向け、今後、土地所有者の太平洋セメント(東京都文京区)や関係機関と連携し、条件の協議を進めていく。なお、ほかの候補地は、現市立病院跡地と旧秩父東高校(同市下宮地町)。
建設地の具体化と並行して、26年度予算案において基本計画策定に必要な経費を計上しており、5月28日の26年度第1回建設計画策定委員会以降、数回の委員会を開催し、病院の規模、診療機能、経営形態、スケジュールなどを固め、基本計画を策定する。
2月19日の第4回建設計画策定委員会では、新病院の病床を中心に協議された。第3回の委員会での内容を踏襲し、新病院の病床数は、現状と同程度(維持)の方向性が望ましい、現在の運用病床136床程度が現実的とした。市側は、病床数について、現在の136床を維持するが、スタッフ体制などの影響もありおおむね67%程度の現状の稼働率に対し、新病院では稼働率80%程度、つまり入院患者数を増やすための機能強化を目指すと提案している。
●匝瑳市民病院、施工者選定公募型プロポを公告、7月に選定
国保匝瑳市民病院(千葉県匝瑳市八日市場イ1304、☎0479-72-1525=病院建設室)は、病院建替整備実施設計技術協力事業者(施工予定者)選定の公募型プロポーザル実施を公告した。ECI方式を採用しており、実施設計と施工を委託する。質疑書の提出期限は3月9日、参加申請書の提出期限は3月23日で1次審査の参加資格審査結果が4月1日に通知される。その後、2次審査手続きを進め、7月23日のプレゼンテーション・ヒアリングを経て、7月24日に審査結果が通知される。7月に基本協定を締結し、8月から実施設計に着手する。技術提案時の参考価格は77億円(税込み)。
新病院は、S造り3階建て延べ7249.40㎡(敷地面積2万2796.52㎡、建築面積3863.22㎡)の規模で、病床は70床(一般35床、地域包括ケア35床)、新12科(内、消内、循内、呼内、外、消外、整、リハ、泌、皮、眼、耳)。建設地は匝瑳市八日市場イ及びロで、駐車場は415台程度を確保する。
スケジュールは、実施設計が8月~27年3月、確認申請等27年4~6月、建設工事27年7月~29年1月とし、29年4月の開院を目指している。
●順天堂、越谷病院が10月オープン、三島駅前クリニック準備
(学)順天堂(東京都文京区本郷2-1-1、☎ 03-3813-3111 )は、2026年度事業として、越谷病院の新病院建設推進、静岡病院による健診センターの開設準備に取り組む。
順天堂大学医学部附属順天堂越谷病院(埼玉県越谷市袋山560)では、26年8月から新病院の建設を進めており、10月に開設する。同病院は精神医療を中心に担ってきたが、徐々に診療科目の増設に取り組み、新病院は、248床の準総合大学病院として生まれ変わる。診療は内科(総合診療科、消化器内科、循環器内科、呼吸器内科、膠原病内科など)や整形外科、眼科、皮膚科など地域の医療ニーズに対応した科目を揃え、加えて脳神経内科とメンタルクリニックによる神経精神センターを整える。

越谷病院の完成予想図
静岡病院(静岡県伊豆の国市長岡1129)では、三島駅南口東街区再開発校における順天堂大学高機能健診センター・クリニック(仮称)について、基本設計に続き、実施設計を進めており、28年3月の開業に向け内装工事の発注やCT、MRI、内視鏡システムなどの設備備品の調達などを進める。
計画の高機能健診センター・クリニックは、静岡県JR三島駅前で整備が進む「三島駅南口東街区A地区第一種市街地再開発事業」の4棟(A~D棟)の施設建築物のうち、順天堂がA棟4階をミサワホームから20年間にわたり賃借し、施設を運営する。
なお、静岡病院では、改修工事が完了し、2月1日から稼働病床633床での運用が可能となっている。
●横浜医療センター、手術棟増築整備CM業務を公告、27年9月末完了
国立病院機構横浜医療センター(横浜市戸塚区原宿3-60-2、☎045-853-8370=企画課業務班)は、手術棟増築整備コンストラクション・マネジメント業務委託の一般競争入札を公告した。入札書の交付期限および企画提案書・入札書の受領期限は3月17日で、3月19日にプレゼンテーションを行い、3月24日に入札書を開封する。契約期間は契約締結日~27年9月30日を予定している。
●総合上飯田第一病院、北館改築工事に着工、27年5月竣工
(社医)愛生会 総合上飯田第一病院(名古屋市北区上飯田北町2-70、∴052-991-3111)は、1月から北館(外来棟)の改築工事に着工しており、2027年5月の竣工を目指している。
北館は、耐震診断で「I」の結果が出たこともあり、改築するもので、S造り5階建て延べ5714㎡(敷地3746㎡、建築面積1550㎡)の規模となる。当初の計画では、まず1期工事を行い、その後、北館の解体と2期工事を進め、北館全面建て替えを完了するとしていたが、北館機能を今回の施設に凝縮し、優先的に整備することに決め、旧北館解体後の敷地活用については未定としている。設計は中日設計の担当。
現在の北館は地下1階地上7階建てで、地下1階がリハビリ、地上1階が総合受付、会計、薬局、注射処置室、救急室、化学療法室、整形外科、泌尿器科、MRI室、2階が乳腺センター、産婦人科、物忘れ評価外来、ペインクリニック、内視鏡センター、耳鼻咽喉科、小児科、3階が眼科、眼科検査室、栄養相談室、売店、医療福祉相談、公道をまたぐ南館との連絡通路、4階が生理機能検査室、採血室、内科、腹部エコー、応急処置室、5階と7階が管理部門、6階が検診センターとなっている。
南館は、1階がCT、MRI、XP、救急受付、点滴処置室、2階が手術部門(6室)、病棟、3~5階が病棟、6階が腎センターと病棟、7階が分娩室、新生児室、LDRと病棟、8階がレストランみはらし亭、会議室などとなっている。
愛生会は、総合上飯田台地病院(一般236床)、上飯田リハビリテーション病院(回リハ98床)のほか、上飯田クリニック、あいせい訪問看護ステーション、訪問介護のあいせいケアステーション、愛生居宅介護支援事業所、愛生会看護専門学校などを運営している。
●小松市民病院、26年度に基本設計など、基本計画案公表
国民健康保険小松市民病院(石川県小松市向本折町ホ60、☎0761-22-7111、管理局総務課 )は、2026年度予算案に新病院建設費8520万円(債務負担行為3億9300万円)を計上し、基本設計、土質調査、設計支援業務の委託を予定している。このほど、基本計画(素案)を公表し、3月13日までパブリックコメントを募集しており、意見などを反映して25年度内に基本計画の成案をまとめ、26年度に基本設計を開始する。
基本計画(素案)では、新病院の病床は258床で、内訳は新本館175床(HCU16床、一般135床、緩和ケア14床、感染4床、結核6床)、南館一般83床の構成とし、診療科目は標榜28科のほか、専門外来などを検討する。 救急では、年間3500件以上の搬送の受け入れを想定し、また、患者動線等を考慮して2階に配置する。化学療法は需要増を見込み20ベッドへの増床を想定し、病棟では、手術・血管造影・HCU・小児・産婦人科病棟の高度医療の集約配置を目指す。
概算事業は総額287億円を見込み、内訳は、設計(改修設計含む)・工事監理費6.5億円、建設工事・既存建物改修工事・既存建物解体工事・外構工事費等228.5億円、医療機器・医療情報システム等整備費・コンサルタント委託費等51.6億円。
整備手法は、サウンディング調査などから総合的に比較検討し、設計・施工分離発注方式を前提とし、基本設計中にもサウンディング調査を行い、建設市況の動向を見定めながら事業を進め、その際、整備手法が変更となる可能性があるとしている。
スケジュールは、26年度に基本設計に着手し、27年度後半から実施設計、28年度後半から施工者選定、29年度から31年度初めにかけて建設し、移転後に新本館を稼働させる。その後、南館改修、旧本館解体を14年度半ばに完了するとしているが、医療環境や建設市況などにより、計画規模や整備スケジュールが変更になる可能性があるとしている。
新本館は、延べ床面積を最大で2万㎡とし、コンパクトで機能的な配置を目指し、また、災害時の被害を最小限にするためのフロア構成と免震構造を採用する。
新本館は、南館東側の駐車場に整備し、完成後に南館と接続する。旧本館の解体跡地は、駐車場として整備し、外構は救急・サービス・利用者・職員の車両動線ができる限り交錯しないよう配慮する。
構造・設備計画においては、将来的な診療機能や患者数の変化に柔軟に対応できるような可変性を有する構造を採用し、省エネルギー型の設備導入等により、ZEB Oriented(標準の30%以上の省エネ)への適合を目指す。 また、搬送ロボットと連動可能なエレベーター導入など、新しい技術に対応できる設備・構造を採用する。免震構造、水害に備えた重要機能の2階以上の配置といった病院BCPの概念を取り入れた災害に強い施設を実現する。
救急、放射線、手術などの救急関連部門は新本館に集約し、緊急手術・検査等に対応しやすい動線を確保し、各病棟は、同病院の特徴であるセル看護方式での病棟運用がより行いやすくなる配置、構成とする。外来は、一部をフリーアドレスの診察室とし、運用の効率化を図り、診療体制の見直しを検討する。既存の南館と南加賀救急医療センター棟は、最小限の改修により活用を図る。
フロア構成は、新本館の1階が外来(フリーアドレス)、健診、売店、医事・地域連携、霊安、2階が救急、外来(特殊)、薬剤、化学療法、検査、内視鏡、放射線、3階が管理・医局、栄養科、透析、リハビリ、CE、中材、4階が病棟(小・産・急性期)、HCU、手術、血管造影、5階が2病棟(急性期+結核および急性期+感染)、6階が2病棟(緩和ケアおよび急性期+無菌)、7階が機械室となる。
南館は、1階が精神科治療、訪問看護、職員更衣、放射線治療、2階と3階が各急性期病棟、4階が研修室、臨床・教育研修センター、南加賀救急医療センター棟は1階が急病センター、2階がその他となる。
●奈良県、新西和医療センター基本計画委託、26年度に造成設計も
奈良県では、2026年度予算案に2.1億円ほどを計上し、新西和医療センターの移転のため、基本計画の策定などを予定している。このほど、整備基本計画策定支援業務の受託候補者として㈱日本経営(大阪府豊中市)を選定した。
26年度では、整備基本計画策定のほか、用地取得に向けた各種調査、建設予定地の造成設計にかかる。移転先は、JR法隆寺駅南側地区(斑鳩町)で、32年度頃の移転整備を目指している。現時点では、今後1年ほどで基本計画、その後、2年ほどで設計を行い、完了後に着工し、32年度の開院を目指している。
22年8月にまとめた基本構想では、新西和医療センターは、病床280床程度を想定している。
●伊丹市、近畿中央病院跡地売却へ住民説明会、回復期病院を誘致
伊丹市(兵庫県伊丹市昆陽池1-100、市立伊丹病院内、☎072-767-1029=地域医療体制整備推進班)は、近畿中央病院跡地への回復期病院誘致について、2月に2回、近隣住民説明会を開催し、市立伊丹病院と近畿中央病院の統合再編による高度急性期病院と連携する回復期・慢性期機能を持つ民間病院が必要であることや売却までのスケジュールなどを示した。
説明会では、2026年度から27年度かけて主に跡地所有者の公立学校共済組合による土地売却方法の検討や入札準備を経て、27年度末から28年度に上半期にかけて入札・契約、土地売却のスケジュールを示した。土地売却後、2~3年間をかけて新病院の設計、建設が進めことを想定している。
伊丹市は、誘致医療機関の病床機能・役割などの検討、医師会や関係医療機関などとの調整、公立学校共済組合は売却条件の検討・調整・確定、入札手続きの開始、売却先の決定などに取り組む。
なお、統合新病院は、伊丹市昆陽池1-100ほか(現市立伊丹病院)の敷地面積約3万㎡を活用し、(免震構造)RC造り地下1階地上8階建ての西棟、(免震構造)S造り4階建ての東棟、(免震構造)S造り3階建ての連絡棟、附属棟(立体駐車場約180台、平面駐車場約370台、職員宿舎60戸、保育所)を建設する。総延べ主家面積は、附属棟を除き、約5万6800㎡の規模となる。病床数は602床(集中治療54床、一般528床、緩和ケア20床)で、26年夏の開院を目指している。
近畿中央病院(伊丹市車塚3-1)は、敷地面積2万3288.68㎡で、建物はSRC造り3階(外来診療棟)・7階建て(病棟)延べ2万9734.80㎡(建築面積8988.162㎡)の規模。
●山口県、26年度に総合医療センターの設計継続と造成開始
山口県(山口市滝町1-1、☎083-933-2910=医務保険課県立病院班)は、山口県立総合医療センター整備事業について、2026年度は25年度から継続する施設の設計継続に加え、病院用地の造成工事、病院用地の取得を推進する。設計業務は25年3月に佐藤総合計画・巽設計コンサルタントJVを特定し、委託している。
25年3月に策定した基本計画では、整備手法は、設計・施工分離発注方式(従来方式)を採用し、スケジュールは25~27年度上半期に基本設計・実施設計、29年度下半期から建設工事を進め、30年度半ばに竣工し、第4四半期に開院、造成は、25~26年度半ば過ぎにかけて造成設計、26年度下半期から29年度末まで造成工事を行うとしており、ほぼこのスケジュールに沿って業務を進めている。
基本計画では、新しい総合医療センターは、診療37科、病床512床(一般490床、感染症14床、精神8床)、建設地は防府市大崎~佐野(広域防災広場の西側隣接地、約11.5ha:医療施設用地約7ha/関連施設〈環境保健センターなど〉用地約4.5ha)。
施設整備方針では、高度専門医療、三次救急の施設整備、精神病床の新設など、全室個室化による療養環境向上、効率的な動線の整備など、免震構造、浸水対策など災害に強い施設、興感染症に備える病床確保、陰圧対応、発熱外来設置など、将来の可変性に対応したシンプルな施設整備などを挙げている。
建物は、病院本館が免震構造の地上7階建て(現病院の階数)以下を想定、リニアック棟および教育・研修棟は耐震構造を採用し、総延べ床面積は約6万7000㎡を想定し、駐車場は地下免震層を患者用に活用し、屋外に職員用に整備し、患者用約700台、職員用約1000台を確保する。
建物構成は、病院本館の低層部に外来、救急外来、救急病棟、手術室、ICU・HCU、検査、会計、レストラン・カフェなど、高層部に病棟(一般病棟は1病棟35床、総合周産期母子医療センター、緩和ケア病棟、感染症病棟など)を配置、低層のリニアック棟および教育・研修棟(講義・研修室、看護協会、院内保育園)はそれぞれ病院本館と渡り廊下で結ぶ。
概算事業費は約750億円を見込み、内訳は設計・監理約14億円、本体工事約526億円、地盤改良等約49億円、医療機器等約67億円、関連施設工事約25億円、移転等約3億円、用地取得・造成約67億円。
●沖縄県、26年度に精和の基本計画見直しと中部の基本計画策定
沖縄県(那覇市旭町116-37、☎098-866-2832=病院事業局総務企画課医療企画班)は、「沖縄県立精和病院移転・統合基本計画一部見直し及び中部病院整備基本計画策定等支援業務委託」の企画提案公募を公告した。資料閲覧申請期限および質問の受付期限は3月6日、応募書類の提出期限は3月17日で、1次審査、2次審査を経て4月1日に結果を通知し、4月10日に委託契約する。提案上限額は1億7945万2000円(税込み)として、契約期間は契約締結日~27年3月19日。
精和病院(島尻郡南風原町字新川260)は、近隣の沖縄県立南部医療センター・ こども医療センターの敷地に移転・統合することを決め、24年5月に移転・統合基本計画を策定し、基本設計に向けて関係機関と事前協議を行ったが、同計画に定めた建設位置の見直しが必要となったため、25年度は新棟建設位置のほか、将来の患者推計等を踏まえた病床数の適正規模について再検討を行った。26年度も引き続き、同計画の見直しを進める必要があるとしている。
中部病院(うるま市字宮里281)については、施設の老朽化や狭隘化が進み、特に南病棟の耐震化は喫緊の課題で、中部病院将来構想検討委員会が検討を行い、24年9月に現地建替の「中部病院将来構想」を策定した。25年度は、策定した将来構想を踏まえ、中部病院の将来担うべき医療やそのために必要な病床数、新病院の整備方法等の検討を行った。26年度も引き続き同計画の策定に向け、検討を行う必要があるとしている。
中部病院将来構想では、病床数を現行の559床とした場合、延べ床面積5万7700㎡と試算。また将来的に643床まで増床することを想定した場合、必要な延べ床面積は6万6500㎡とした。
25年度の業務は、見直し業務をシップヘルスケアリサーチ&コンサルティング㈱・㈱日本経営JVが担当した。
【ダイジェストニュース】
●室蘭総合病院、27年度中に閉院、高度急性期医療を他病院に統合
北海道室蘭市の青山剛市長は2月26日、市議会定例会において、赤字経営が続く市立室蘭総合病院の高度急性期・急性期機能などを(社医)製鉄記念室蘭病院に統合し、27年度中に市立室蘭総合病院を閉院する方針を表明した。
市立室蘭総合病院(北海道室蘭市山手町3-8-1)では、人口と患者の減少により赤字経営が続き、病院の負債は24年度末で約85億円に達し、市の一般会計から病院事業会計に24年度約16億円、25年度約26億円、26年度は約23億円の支出に迫られている。同病院は、病床517床(一般369床、結核24床、精神120床、感染症4床) 。なお、先行して市では、市立室蘭みなと診療所(室蘭市山手町3-8-1)を3月31日に閉院する。
●手稲渓仁会病院、放射線治療装置更新のため1台体制で稼働中
(医)渓仁会手稲渓仁会病院(札幌市手稲区前田1条12-1-40)は、放射線治療装置の更新工事に伴い、2月1日〜6月30日の期間中、治療装置が2台体制から1台体制になっている。
●八戸市、グループホーム18床のビジュアルビジョンを選定
八戸市(青森県八戸市内丸1-1-1、☎0178-43-2287=介護保険課管理グループ)は、 25年度の公募で認知症高齢者グループホーム18床分の事業者に㈱ビジュアルビジョンを選定した。法簿は1法人であった。26年度末までの開設が条件である。
なお、市では、24年度の公募で①看護小規模多機能居宅介護1事業所、②認知症高齢者グループホーム18床分、③特養ホーム15床分、④特定施設入居者生活介護(地域密着型含む)120床分の事業者選定を終えており、25年度のビジュアルビジョンの選定により、第9期高齢者福祉施設計画の施設整備枠を全て満たした。選定した法人(応募法人数)は、①が㈱ディアレストケア(1法人)、②が(医)メディカルフロンティア、③が(福)同伸会(10床)/(福)寿栄会(5床)(2法人)、④が㈲インフィニット(50床)/(福)信和会(29床)/倉石ハーネス㈱(41床)(3法人)。
●山形県立中央病院、受変電設備・発電設備更新を公告
山形県(山形市松波2-8-1、☎023-630-2326=県立病院課経営施設係)は、25年12月23日、山形県立中央病院受変電設備・発電設備等更新工事の一般競争入札を公告した。参加申請書の提出は1月20日で、入札書の受付期間は2月20~25日で、2月26日に開札する。を同年2月20日から25日まで受け付け、26日に開札する。予定価格は26億4625万円(税別)。工事の場所は、山形市青柳地内で、工期は29年3月23日まで。
●日立市、旧デイサービス施設をリハビリ拠点に改修、運営は委託
日立市(茨城県日田市助川町1-1-1、☎0294-22-3111(内)477=高齢福祉課)は、(仮称)地域リハビリテーション施設を整備するため、26~27年度継続で整備費用5億56万円を予算案に計上した。28年度に開設する。運営を委託する考えで、今後、委託先の選定方法などを検討する。
計画では、旧萬春園跡地に残る旧デイサービスセンター施設(日立市鮎川町2-6-38)を改修して、高齢者が機能回復や介護予防などを行う拠点施設を整備するもので、施設はRC造り2階建て延べ908㎡の規模で、1994年に完成している。25年度に瀬谷建築設計事務所で設計を行った。特養ホームとともにデイサービスセンターを運営していた(福)日立市社会福祉事業団は、新しい特養ホーム萬春園とデイサービスセンター(同市鮎川町3-2-10)を開設し、23年6月に移転した。
●宇都宮市、小多機2事業所・定巡5事業所の募集開始
宇都宮市(宇都宮市旭1-1-1、☎028-632-2932=介護事業者指導グループ)は、小規模多機能型居宅介護および看護同の2事業所(1事業所登録定員29人以下)、定期巡回・随時対応型訪問介護看護の5事業所の事業者募集を開始した。いずれも、質問の受付期限は4月3日、応募書類の受付期間は4月24~28日で、7月上旬に選定する。建物竣工検査の期限は27年3月31日。
●寿光会、鎌ヶ谷市で27年2月に軽井沢ひかり病院オープンへ
(医)社団寿光会(千葉県いすみ市岬町和泉330-1)は、千葉県鎌ケ谷市軽井沢2093-30ほかで、療養型病院の軽井沢ひかり病院(仮称)の建設を進めており、27年2月の開院目標で、2月28日には就職説明会を開催するなどスタッフ募集も進めている。
新病院は、3階建ての規模で、25年9月から準備工事に着手しており、2月から躯体工事を開始した。27年2月に150床(50床×3病棟〉で開院する。診療科目は、内科、リハビリテーション科。
社団寿光会は、千葉県内で岬病院(198床、内・リハ)、栗源病院(165床、内・皮・リハ・整)、松戸牧の原病院(180床、内・リハ・整)、老人保健施設8施設、介護付き有料老人ホーム3施設、グループホーム7施設、サービス付き高齢者向け住宅1施設を運営している。
●東大、新世代感染症センター治験薬GMP製造教育施設整備を公告
東京大学は、WTO対象となる設計・施工一括方式の(柏Ⅱ)新世代感染症センター治験薬GMP製造教育施設2階整備工事の一般競争入札を再公告した。申請書の提出期限は3月6日で、4月8日に入札・開札となる。参考価格は約12億6500万円(税込み)としている。
概要は、RC造り4階建て延べ4256㎡のうち、726㎡を改修して2階にGMP準拠治験薬無菌製剤製造施設(うちクリーンルーム613㎡)を整備する。発注者支援業務は、佐藤総合計画の担当。工期は27年3月31日までとしており、工事場所は千葉県柏市柏の葉6-2-3。
●神川整形外科医院、新クリニックが4月末完成予定
整形外科・リハビリテーション科の(医)社団神川整形外科医院(静岡県島田市本通1丁目4689-1) は、25年9月から隣接地で新しいクリニックの建設を進めており、4月末頃の完成を目指している。新クリニックで診療を開始後、5月以降、既存施設の解体および駐車場整備を行う予定である。
●下田メディカルセンター、旧病院跡地市場調査を中止
一部事務組合下田メディカルセンター(静岡県下田市6-4-43、☎0558-36-4010)は、共立湊病院跡地の売却・貸付考察に関するサウンディング型市場調査の実施を計画したが、2月27日の受付期限までに参加申請書の提出がなかった。
調査は、賀茂郡南伊豆町湊字池田674ほかの同病院跡地2万2016.39㎡について、周辺環境に調和した活用がなされるよう、民間事業者から意見や提案を受け、売却・貸付などによる未利用地活用の可能性を検討することを目的に立案した。土地は簿価10億8110万円、鑑定価格3億9669万1000円(22年10月時点修正)。
●金沢医療センター、LED照明への更新工事を公告
国立病院機構金沢医療センター(金沢市下石引町1-1、☎076-262-4161(内)2432=企画課契約係)は、照明設備更新整備工事の一般競争入札を公告した。説明書の交付期限、申請書および資料の提出期限は3月9日で、入札書の提出(持参)と開札は3月30日であるが、郵送による入札書の提出の場合は3月27日17時必着。工事は、既存の照明器具に対するLED照明への更新(器具交換及び一部管球交換)を行うもので、工期は27年3月31日。
●八尾市、特養ホーム短期入所転換の3法人選定
八尾市(大阪府八尾市本町1-1-1、☎072-924-9360=高齢介護課)は、広域型特養ホームの併設短期入所の転換、増床の3法人を選定した。選定した法人(施設名)は、(福)高安福祉会(特別養護老人ホーム信貴の里)、(福)久義会(特別養護老人ホーム高秀苑)、(福)大阪愛心会(特別養護老人ホーム久宝寺愛の郷)。
●姫路医療センター、非常用発電機更新工事を公告
国立病院機構姫路医療センター(兵庫県姫路市本町68、☎079-225-3211(内)8111=企画課業務班)は、2月27日、非常用発電機等更新整備工事の一般競争入札を公告した。 入札説明書の交付期限、申請書および資料の提出期限は3月16日で、入札書の提出(持参)と開札は4月13日であるが、郵送による入札書の提出の場合は4月10日17時必着。工事は非常用発電機の更新整備を行うもので、工期は約20か月以内(最終完成工期は27年度予定)。
●壱岐病院、MRI調達プロポーザルを公告
隠岐広域連合立隠岐病院(島根県隠岐郡隠岐の島町城北町355、☎08512-3-1811=総務課)は、MRI機器調達業務に係る事業者選定公募型プロポーザル実施を公告した。質問書の提出期限は3月12日、企画提案資料の提出期限は3月27日で、4月8日にプロポーザルを実施し、4月10日に選定結果を通知する。4月17日に契約締結となる。見積額の上限は1億7600万円(税込み)で、納期は27年3月31日。
●福山市民病院、BCP改定支援業務に係るプロポーザルを公告
福山市民病院(広島県福山市蔵王町5-23-1、☎084-941-5151-経営企画部病院総務課)は、病院事業継続計画(BCP)改定支援業務に係るプロポーザル実施を公告した。質問のうちつけ期限は3月9日、参加申込書の受付期限は3月17日、企画提案書の受付期間は3月18~27日で、3月30日にプレゼンテーションを行い、4月3日に選定通知を行う。予算額の上限は407万円(税込み)。
●長崎大学、総合研究棟(医歯薬学系)新営設計2業務を公告
長崎大学(長崎市文教町1-14、☎095-819-2175=施設企画課施設企画班)は、(坂本1)総合研究棟(医歯薬学系)新営設計業務、同新営設備設計業務の各簡易公募型プロポーザルを公告した。いずれも、参加表明書の提出期限は3月9日、説明書の交付期限は4月2日、技術提案書の提出期限は4月3日で、4月13日に技術提案書が特定された提案者を公表する。
業務は、総合研究棟(医歯薬学系)(RC造り7階建て延べ6380㎡)の建設に係る建築設計業務と設備設計業務で、履行期限は27年4月30日。
●長崎市、地域密着型特養ホーム1施設の募集開始
長崎市(魚の町4-1、☎095-829-1161=福祉総務課企画推進係)は、市内全域を対象に地域密着型特養ホーム1施設(定員29人)の事業者募集を開始した。提出書類の提出期限は7月31日で、10月中にヒアリングなどを行い、事業者を選定する。開設時期は27年5月1日~28年3月31日としている。
●関愛会、大東よつば病院・老健・通所リハを4月移転オープン
(社医)関愛会は、地域包括ケアの拠点となる新しい大東よつば病院、介護老人保健施設、リハビリテーションセンターなどで構成する複合施設を4月1日にオープンする。場所は、現施設の大分市大字松岡1946から大分市大字横尾南番出117-1に移転する。
新しい大東よつば病院は、内科、循環器内科、呼吸器内科、リハビリテーション科に、血液内科を加え、病床を45床から60床に増床する。機能強化型在宅療養支援病院の機能を継承する。老人保健施設は、やすらぎ苑から老健よつばの丘に名称を変更し、入所定員を50人から72人へ、また、大東リハビリテーションもみの木も通所定員50人を60人にそれぞれ増やす。大東よつば病院訪問リハビリテーション事業所、関愛会訪問看護ステーションよつばを併設し、すべての施設が移転となる。
新病院・新老健は、回廊式構造により自然光を最大限に取り入れ、四季の移ろいを感じながら療養できる「癒しの空間の提供」、最新のDX技術やスマートベッドシステムを導入することで、医療・介護の質と安全性を向上させるとともに、職員の業務効率化も実現し、患者・利用者により寄り添う時間を確保する「ICTを活用したスマート施設」、さらに、医療・介護施設の枠を超え、健康教室や相談会といった地域住民が気軽に集える交流スペースを設け、予防医療から在宅支援まで、切れ目のない地域包括ケアの実現に貢献する「地域に開かれた交流の場」を設計コンセプトとしてデザインされた。
複合施設のフロア構成は、1階が病院外来部門、大東リハビリテーションセンターもみの木、大東よつば病院訪問リハビリテーション事業所、関愛会訪問看護ステーションよつば、2階が病棟、3階老健、4階が地域交流スペースとなる。